「7つの顔を持つ女」と呼ばれ、時効直前に逮捕された福田和子元受刑者ですが、どのような家族構成か気になりますね。
今回は、福田和子元受刑者の家族構成について調査しました。
福田和子の家族構成
福田和子元受刑者は2回の離婚歴があり、子どもは4人いるそうです。
まずは一人目の夫との家族構成はこちらです。
- 夫1
- 本人
- 長男
- 長女
そして、こちらが2人目の夫との家族構成です。
- 夫2
- 本人
- 次男
- 次女
では順番に見ていきましょう。
福田和子の1人目の夫
1人目の夫とは、1968年に結婚しています。
結婚当時、福田和子元受刑者は20歳で夫は1歳上の21歳だったそうです。
名前や顔写真などは公表されていません。
結婚のきっかけは長男の妊娠だったようですね。
夫の職業は、元暴力団だったという噂や飲食街の板前だったという噂もありますが、真相は分かっていません。
2人の子宝にも恵まれ仲睦まじく暮らしているのかと思いきや、わずか5年で離婚してしまいます。
福田和子元受刑者がホステスで働いていることをよく思っていなかった夫が浮気を疑ったことから口論に発展…。
夫を家から追い出し、1973年に5年の結婚生活に幕を閉じました。
離婚協議の末、福田和子元受刑者は娘を引き取っています。
息子も引き取りたいと望んでいたようですが、元夫は「跡取り」だという理由でそれを認めなかったようですね。
福田和子の2人目の夫
1人目の夫を追い出し、入れ替えるように家に入れたのが後に再婚することになる男でした。
この男は福田和子元受刑者の1歳下で、元船乗りでバーテンダーだったといいます。
名前や顔写真は1人目の夫同様、公表されていないようです。
内縁の夫となっていたこの男と正式に結婚したのは1975年…、福田和子元受刑者が27歳くらいの時ですね。
先ほど紹介した通り、福田和子元受刑者の長男は1人目の夫に引き取られましたが翌年1976年に一緒に住むようになったと言います。
「わずかな間だったけど、何もかも楽しかった記憶があります。ぼくがギャグを飛ばすとみんなが笑い転げるんです。家の中は、それはもうにぎやかでした」
引用元:文春オンライン
2人目の夫との間にも2人の子宝に恵まれ、家族6人で幸せに暮らしていると思った矢先、家族の生活をガラッと変える事件が起きてしまいます。
幸せな日々の崩壊
松山ホステス事件とは、1982年8月19日に起きた強盗殺人・死体遺棄事件です。
福田和子元受刑者こそがこの事件の犯人でした。
被害者を殺害してしまった福田和子元受刑者は夫を電話で呼び出します。
「友人が引越しをするので家具の運び出しを手伝って欲しい」と嘘をついて呼び出しました。
引用元:NeeSee
何も知らずに到着した夫に「相手が襲ってきたから、もみ合っているうちに首を絞めて殺してしまった」とうそをつき、遺体を捨てるのを手伝ってほしいと懇願。
もちろん、夫は自首をすすめますが、福田和子元受刑者に押し切られ死体遺棄に加担してしまいます。
8月20日の未明、福田和子と旦那は、国道33号線沿いから林道に入り、約1kmほど入った場所にある三坂峠の県有林に穴を掘り、安岡厚子さんの遺体を埋めています。
引用元:NeeSee
「ママ、用事があって遠くに行くけん、しばらく会えんけんね」
そう言い残し、福田和子元受刑者は夫と子どもを置いて14年11か月(5459日間)の長い逃亡生活が始まったのでした。
ほどなくして、夫のもとに警察が来て「死体遺棄罪」で有罪となりました。
2人目の夫とも離婚したことは分かっていますが、その時期については不明となっています。
福田和子の子ども
福田和子元受刑者には男の子2人と女の子2人、計4人の子どもがいます。
みなさん一般人であり殺人犯の子どもであるためか、個人情報は一切明かされていないようですね。
福田和子元受刑者は逃走計画が狂うことを恐れたのか、あまり子どもたちに会うことはなかったと言います。
しかし、1人目の夫との間に生まれた長女は何度か拘置所に面会に行ったことがあるようですね。
福田和子の長男
母親が突然失踪し、祖母の家に引き取られた4人の子どもたち。
母親の一件をニュースで知ってしまわぬようにと、祖母は「テレビ禁止」としていました。
しかし今までそんなこと言われたことがなく、不審に思った長男は夜中にこっそりテレビを見てしまいます。
そこで、父親が逮捕されたことや母親が指名手配されていることを知りました。
当時は叫びたい気持ちでいっぱいだったようですが、弟や妹たちのためにしっかりしなきゃと踏ん張っていたようですね。
福田和子元受刑者はそんな長男のことを特に溺愛していたようで、公衆電話から電話をかけたりしていたようですよ。
当時スナックで働いていた福田和子元受刑者は、常連客の和菓子の店主に気にいられ内縁状態になっていました。
そこに長男を「甥」と偽り招き入れ、「見習い修行」とし住み込みで働かせていたことも明らかになっています。
「神様はどんな運命を私に与えたのか、一番最後に一番よい人とめぐり合わせてくれて」
引用元:フジテレビ
福田和子元受刑者の手記にもあるように、ここで過ごした3年間はとても幸せだったようですね。
そんな福田和子元受刑者は、一度だけ自殺未遂をしたことがあるそうです。
私がおらんようになっても寂しくはないよね。これまで迷惑をかけて悪かったねえ。遺骨は根上(ねあがり)に持って行ってほしい
引用元:文春オンライン
この根上とは、先ほどお話した和菓子屋さんがあった場所のようで、時効になったら店主と一緒になろうとしてたのではと長男は話していました。
再び離れて過ごすようになってからも常に長男のことは気にかけていたという福田和子元受刑者。
結婚すると聞けば、長男と相手の女性を京都まで呼んで会っている。それも、ゴールデンウィーク真っただ中の、人ごみであふれるデパートで会って食事をしたという。
引用元:文春オンライン
長男と関わっているときの福田和子元受刑者は、ごく普通の母親のようですよね。
また、長男は母親の性格について、自分と似ていると話していました。
2人とも何が一番怖いかというと、孤独なんです。すごい寂しがり屋で、たえず人と一緒におらんとだめなんです。
引用元:文春オンライン
長男は、そんな福田和子元受刑者のことを「尊敬できる存在であり、大好きな母親だった」と話していました。
世間的に見たら、殺人犯であり逃亡者である母親…。
複雑な思いもあったそうですが、母親の影響も受け入れ、自身の人生をより良くするために努力をしていると言います。
そんな長男も1991年に結婚し、子どもにも恵まれ幸せに過ごしているようですね。
長女が誕生した際には福田和子元受刑者が名付け親となり、お宮参りの着物も送ってくれたのだとか。
母親が逮捕されてからも長男は面会に行き、「出所したら一緒に住むつもりだった」といいます。
そして現在、長男は鉄工所を経営しているようですね。
社名は明かされていませんが、地元で評判のいい信頼される鉄工所のようですよ。
ちなみに長男以外の子どもも結婚しているようですが、詳しいことは分かっていません。
まとめ
今回は、福田和子元受刑者の家族構成について調査しました。
2度の離婚歴があり、4人の子どもがいる福田和子元受刑者。
世間的に見たら極悪人かもしれませんが、子どもたちにとっては普通の母親と変わりなかったのかもしれません。
罪なき4人の子どもがこれからも幸せに暮らせますよう願っております。
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